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第82回 手洗いと消毒

2015.9.30 - [生活]

人は何気なくさまざまなものを触った手で、自分の顔などにも触れます。風邪をひいている人もそれは同じです。
風邪をひいている人が自分の鼻などを触った手で、つり革や手すり、エレベーターのボタンや電話などに触れると、ウイルスが付着します。健康な人が、それらに触れた手で自分の顔などを触ると、手に付着したウイルスが鼻や目、口などの粘膜から感染するのです。
感染を防ぐにはこまめに手洗い・うがいを行ない、付着したウイルスを洗いおとすことが大切です。
風邪・インフルエンザ・ノロウイルス・食中毒…、これらの対策として、手洗い・うがいをこまめにする習慣を身に着けましょう。そこで、今回は正しい手洗いについてご紹介します。
 
手洗い
バイ菌が付着しているのは手のひらだけだと思われがちですが、実際には手指全体についています。特に、甘皮、爪、爪下のすきまなどは、バイ菌の格好の隠れ場所。よく使う指先、汚れが落ちにくい爪先は入念に洗いましょう。また、親指、指の間、手首は洗い残しが多いので、ていねいに洗うよう日頃から心掛けておきたいですね。
手指についたウイルスを除去するためには、石けん類を使い、泡を立ててよく洗い、水でよく洗い流す方法が、一番効果があります。ここでは基本的な手洗い方法をご紹介しますので毎日の習慣にしましょう。
 
基本的な手洗いの手順
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手洗いは、インフルエンザはもちろん、あらゆる感染予防の基本と言われています。帰宅時、トイレの使用後、食事前など、通常の手洗いのほか、咳やくしゃみの後にも手を洗う習慣を身に付けましょう。自分を守り、なおかつ他人への伝播を防ぐ、両方の意味でも、常日頃からこまめに正しい方法で手洗いをすることが大事ですよね。
 
消毒薬
消毒薬を使用することは効果的ですが、消毒薬を効果的に使うためには、まず流水と石けんで十分に手洗いを行い、汚れを落としておくことがとても大切です。さらに、濡れたままでは細菌が繁殖しやすくなってしまうので必ず清潔なハンカチ等で拭いた後に消毒薬を使用して下さい。しかし消毒薬は使いすぎると手が荒れ、かえってウイルスや細菌が付着しやすくなります。帰宅時、調理実施前、用便後、汚物処理した後など、必要なときに使いましょう。
 
消毒薬を使う手洗いの手順
アルコール手指消毒薬による手洗いには正しいやり方があり、メーカーによってアルコールの使い方が決まっています。少量のアルコール製剤で消毒した気分になったりせず、使用量はメーカーの指示に従いましょう。ちなみに、15秒以内に乾燥しない程度の量が目安です。また、アルコール製剤の消毒効果を発揮させるにはすり込み方がとても大切です。ぬり残しがあっては意味がありませんし、アルコールが完全に揮発するまで両手をすり込む必要性があるからです。下記の正しい手順でしっかり消毒しましょう。
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Q.気になるウイルスには何を使ったらいいのでしょうか?
A.ノロウイルスには、アルコールは消毒効果をあまり期待できません。
ノロウイルスに対する消毒効果が高い消毒薬としては、次亜塩素酸ナトリウムやポビドンヨードがあります。
 
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