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第6回 お薬の副作用

2013.1.6 - [6. お薬の副作用 / お薬のキホン]

今回はお薬の「副作用」についてお話します。

皆さんは何となく「副作用=体に悪い作用」というようなイメージがあるのではないでしょうか。
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まずは言葉の意味を確認しましょう。お薬は、体の不調や病気を治すために使うものですが、この目的通りに現れる効果を「主作用」といいます。逆に、本来の目的以外の効果が出ることもあり、これを「副作用」といいます。

例えば、風邪薬の目的は熱を下げたり鼻水を止めたりすることなので、熱が下がる、鼻水が止まることが「主作用」、眠たくなるなど本来の目的以外の効果を「副作用」といいます。

 

私たちは健康であればお薬を飲む必要はありません。なので本来、お薬は体にとっては異物となります。そのためどんな種類のお薬でも副作用の可能性が無いわけではありません。お薬を使う時は副作用を防ぐ注意が大切です。

 

副作用が出るのには、大きく分けて2つの原因が考えられます。1つは「使い方の間違い」、もう1つは「体質・年齢・性別・病気の種類など」個人に応じた要因です。

「使い方の間違い」については、使用方法を正しく守ることで副作用をかなり減らすことが出来ます。よくあるのは、自己判断で服用量や服用回数を増やしたためにお薬の効き目が必要以上に増強されてしまうことです。また、服用時間を守らなかったり、お薬の飲み合わせ(相互作用)によっても副作用が起こることがあります。処方されたお薬も市販のお薬も、医師の指示や説明書に従って、正しく使いましょう。

 

【飲み合わせ(相互作用)について】

2種類以上のお薬を一緒に飲むと、体内でお薬どうしが作用し合い、単独で飲むのとは違った効果が現れやすくなります。そのため、お薬を複数飲む時はその相互作用についての注意も大切です。

 

相互作用にはプラス面とマイナス面があります。

プラス面としては、お薬を複数使うことで効果が高まったり、副作用が減ったりすることが挙げられます。例えば病院で解熱鎮痛薬を処方する時、胃薬を一緒に出すのは、解熱鎮痛薬が胃粘膜を傷めるのを防ぐためです。

マイナス面については色々とあり、お薬を複数飲むことで効果が弱まったり、逆に強くなって副作用が出たりすることがあります。この過程にはお薬の体内での動き方、作用する部位なども深く関わっています。

医師はこれらの相互作用も考慮した上でお薬を処方しているので、マイナス面の相互作用を避けるには、自己判断せず、処方薬は指示通りに飲むことが大切です。また、複数の病院から処方薬が出ている場合や市販薬を飲んでいる場合は、医師や薬剤師に伝えましょう。

相互作用は、お薬と飲み物・食べ物、お薬と嗜好品でも起こる場合があります。

 

個人差によって現れる副作用はその時の体調によっても異なるので、特に初めてのお薬を使う時はお医者さんや薬剤師に相談するのがいいでしょう。また、長期間使っているお薬でも今までにない症状がもし出たら、早めに相談しましょう。

 

【作用の主な症状】

お薬を使用して、以下のような症状が出たらすぐに使うのを止め、早めに医師や薬剤師に相談しましょう。

 

皮膚:発疹、発赤、かゆみ、むくみ

消化器:吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢

精神神経系:頭痛、めまい、眠気、けいれん、不眠、不安感

その他:顔のほてり、発熱、排尿困難、全身倦怠感 など

 

皮膚に出るお薬の副作用は「薬疹」と総称され、上記のように発疹、発赤、かゆみ、むくみなどの症状が出ます。薬疹は以下に挙げている重大な副作用の初期症状としても現れます。

 

【重大な副作用の初期症状】

以下のような症状が出た時は、できるだけ早く医師の診察を受けましょう。

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【参考文献】

2011 鈴木順子 青野治朗

なるほど!カラー図解でよくわかる! くすりの作用と効くしくみ辞典

永岡書店

2013 中原保裕

薬理学の基本がわかる 薬が効くしくみ

ナツメ社

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