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ビタミンとミネラルとは?

2014.1.2 - [サプリメントとは? / サプリメント基礎講座]

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ビタミンとミネラルは自然界に存在しますが、大きいな違いがあります。 ビタミンは微生物や動植物の生命活動によって、生み出される化合物ですが、ミネラルは土壌や水などの中にある物質で動植物が作り出すことができません。

 

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ビタミンは、私たちの身体の機能を正常に働かせる為に必要不可欠なものですが、その大半は体内で作ることが出来ない為、食品から摂取しなければなりません。 一口にビタミンといってもその種類は豊富で、働きもさまざまです。
大きく「脂溶性ビタミン」と、「水溶性ビタミン」の2つに分けられ、脂溶性のビタミンはビタミンA、D、E、Kで、水溶性のビタミンはビタミンB群(B1、B2、B6、パントテン酸、ニコチン酸、葉酸、B12、ビオチン)とビタミンCです。 脂溶性のビタミンは水に溶けずに油に溶ける性質があり、水溶性のビタミンは水に溶ける性質があります。

水溶性のビタミンは不必要な分は体内の水分に溶けて尿として排泄されますが、脂溶性のビタミンは水に溶けないため、とりすぎると行き場がなくなって体内にたまってしまいます。なかでも注意が必要なのはビタミンA、ビタミンDです。 ビタミンAはとりすぎを避けるため、一日の所要量の半分を「β―カロテン」としてとることが推奨されています。体内でビタミンAに変わる物質で取りすぎてもビタミンAのように体内に蓄積しないため、安心してとることができます。

 

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人間の体内に存在する元素のうち、水素・炭素・窒素・酸素を除いた元素の総称を「ミネラル」と呼んでいます。ミネラルの中でも体内に欠かすことのできないものを、必須ミネラルと呼ばれていますその中でもとくに人間の体内に比較的たくさん存在し、食事からたくさん摂るべきミネラルを主要ミネラルと呼びます。そのうち栄養機能食品と位置づけられている5種のミネラルを表に示しています。 酵素の代謝(食物の消化、吸収、老廃物の排泄、エネルギー産生など)を助けています。ビタミンと違い、ミネラルは相互にバランスをとって働いています。例えばナトリウムとカリウム、マグネシウムとカルシウムのようにペアで相互にバランスをとりながら体内で働いています。

 

tecinfo11_ill2食品を加工するとナトリウムは増え、カリウムは減る傾向にあるのでナトリウムの取りすぎとカリウムの摂取不足が問題になっています。またカルシウムの取りすぎはマグネシウム、リン、鉄、亜鉛の吸収量を妨げることがわかっています。一日の摂取量をまもり過剰症にならないよう気をつけましょう。

 

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炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂肪は体を動かすためのエネルギー源ですが、その栄養素だけいくらあっても体はスムーズに動きません。この栄養素をスムーズに動かす段階でビタミンやミネラルが必要になってくるのです。 さまざまな臓器や組織の細胞に含まれる酵素は普段は何もしていませんが、血液中に吸収されたビタミンとミネラルが到着すると、さまざまな刺激によってどんどん活性化します。活性化した酵素は消化吸収された炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂肪を体内で活用される次の物質に変えていくのです。

最近なんとなくだるくて、疲れやすいと感じたときは、ビタミンやミネラルが不足している可能性があります。血液中のビタミン・ミネラル濃度が低下してくると体の正常な機能を十分に保てなくなり、抵抗力や免疫力が落ちるといった症状が現れます。

何を摂取したらよくわからないという方には、マルチビタミンまたはマルチミネラルを基本に摂取した上で気になる症状に対応するサプリメントを補充するという手順が必要となります。

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