第8回 海水浴とプール
2009.6.5 - [生活]
そろそろ水辺のレジャーが楽しい季節です。今年も海や川のレジャーを予定されている方も多い事でしょう。しかし、毎年この季節には悲しい水難事故も後を絶ちません。このような悲劇を起こさないためのポイントを押えておきましょう。
■どんなことに気を付けたらいいの?
○遊泳禁止区域では絶対泳がない
水深が急に深くなっていたり、流れが激しかったりと事故の原因となる危険が潜んでいます。決して近づかないようにしましょう。
○健康状態の悪いときは泳がない
睡眠不足で疲れている時や飲酒後の水泳は避けましょう。
泳ぐ前には準備運動を忘れずに!足がつって溺れる事故を防ぎます。
○子供だけで遊ばせない・子供から目を離さない
流れのある川や、波のある海で、自分の泳力の限界を子供が判断するのは難しい事です。また、迷子になって大人を探しているうちに事故に至るケースもあります。パラソルやテントに目印を付けたり、景色や外観を子供に覚えさせておくなど、万が一迷っても戻ってこれるよう、最初に時間をかけて説明する事が肝心です。
○炎天下での熱中症ケア&UVケア
熱中症予防にはスポーツドリンクが便利です。発汗で失われる水分と塩分をこまめに補給しましょう。紫外線対策には、水に強いウォータープルーフの日焼け止めを使いましょう。帽子や日傘も利用して過度の日焼け(やけど)や日射病を防ぎましょう。
■覚えておきたいトラブル
楽しい海水浴を脅かすクラゲ。刺された箇所が腫れてしまうのはもちろん、クラゲの毒でハチに刺された時のように重たいアナフィラキシーを起こしてしまう事もあります。
○もしもクラゲに刺されたら・・・?
①触手を取り除く
タオルなどを使ってクラゲの触手を取り除いてください。
②必ず海水で洗う
真水で洗うと表面についたクラゲ細胞から毒針が出て痛みが強くなります。
③氷や水で冷やす
ここまでが応急処置です。
早めに医療機関で診てもらいましょう。