第9回 デトックス
2009.7.5 - [生活]
何年か前からこの言葉をよく耳にするようになりましたがみなさんはこの「デトックス」の意味わかりますか?
デトックスとは、解毒という意味で、体内に溜まった有害な毒素をサプリメントの摂取や入浴などで排出させるという健康法として使われているのが一般的です。
現代社会を暮らしていく上で人体に悪影響を及ぼす化学物質が蓄積され、また自身の体内からも活性酸素などが生成されているといわれています。これら有害な物質の多くが脂肪に蓄積されることから治療にも応用され、食物繊維の摂取や絶食はダイオキシン類の排泄作用が強いため排泄速度を2~4倍に高め、ダイオキシン類の健康への影響を減少できる可能性があります。
そもそも毒はどうやって溜まってしまうのでしょうか。
食べ物、添加物、保存料、アルミ製の調理器具、ダイオキシン、排気ガス、インスタント食品、タバコ、大気汚染、お酒,非合法のドラッグ、歯の詰め物、抗生物質などなど普通に生活しているだけで毒がたまる原因がたくさんあるのです。またストレスやイライラからも毒がたまるといわれているので大変ですね。
このように原因を考えると普段便秘になりやすい人、排便の時間が決まっていなくて行きたいときにトイレにいけない状況になっている人は注意が必要です。
■デトックスの具体的な例
・食生活の改善
・ミネラルウォーター、ハーブティの飲用
・各種サプリメント、薬剤の摂取
・キチン・キトサンの摂取(カニなど甲殻類の骨格を形成するキチンは、汚水の浄化にも使われる吸着力があるため、腸内の過剰脂肪などの汚物をキチンが吸着・排出することによってデトックス効果が得られると期待される。)
・入浴剤を用いた入浴、ゲルマニウム温浴、岩盤浴など
・マッサージ、電磁気器具を用いたエステティックサロン 、鍼灸
・絶食
これらの中から自分に合ったデトックス方法をみつけてみてはいかがですか?
■デトックスに効果的な食品
●有害物質とくっついて、毒性の影響を防ぐ
・ビタミン…レモンやオレンジなどの柑橘類・ピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜・ハイビスカス、ローズヒップなど
・ケルセチン…たまねぎ・アスパラガス・ブロッコリー・パセリ・リンゴなど
・亜鉛…カキ、豚レバーなど
・セレニウム(セレン)…わかさぎ、いわし・ねぎなど
※セレンを過剰に摂取すると中毒を起こすこともあるので、特に健康食品などで摂取する時は気を付けましょう。
他にもシソやコリアンダーなどのハーブに含まれる成分、ニンニクやタマネギに含まれる硫黄化合物などもあります
●有害物質を吸着して排出する
・食物繊維…ペクチン(レンコン、トマト、リンゴなど)、イヌリン(ごぼう)セルロース(穀類、豆類など)など
・クロロフィル…小松菜・ほうれん草・青じそなどに含まれている葉緑素
●肝臓の機能を高め、解毒作用を助ける
・タウリン …サザエなどの貝類、タコ、イカなど
・アルギン酸… コンブ、ワカメ、メカブなど
・イソチオシアネート… キャベツ、ブロッコリー、大根、菜花、わさびなど
・グルタチオン… アスパラガス、スイカ、アボカドなど
他にも、ウコンに含まれるクルクミン、ゴマに含まれるセサミン、クエン酸なども肝機能を高めます。
私たちの毎日の食事の中でデトックス効果のある食材を選び、摂取することで自分や家族の健康を守りましょう。
次に、チェックリストで自分にどの位毒が溜まっているかチェックしてみましょう。
1.冷たい水は苦手なので、お茶やコーヒーを飲むことが多い。
2.肌がカサカサしたり、荒れたりすることが多い。
3.便秘気味、または排便に苦労することが多い。
4.お酒は、オンザロックやストレートで飲むほうが好き。
5.脂っこいものが好きで、よく食べる。
6.髪の毛が痛みやすい。
7.野菜は正直あまり好きではない。
8.顔や下半身がむくみやすい。
9.食べた後に、胃がもたれやすい。
10.体脂肪率が気になる
チェック数が0~3個
体内毒素蓄積度はセーフ。この状態をキープし続けましょう、デトックスで健康度アップ。
チェック数が4~6個
体内毒素蓄積度は黄色信号。油っこい食べ物を減らしたりする食生活改善の努力が必要です。
チェック数が7~10個
体内毒素蓄積度は赤信号。体内毒素を減らさないでいると危険です。
結果はどうなりましたか?よかった人も悪かった人自分の体を知ってより健康を意識した生活を心がけることで、これからさらに充実した生活を過ごせるのではないでしょうか。