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第26回 冬前の肌荒れ対策

2010.12.20 - [生活]

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冬になると肌がカサカサしてかゆくなり、乾燥に悩む人も多いのではないでしょうか?このかゆみは寒くなる前から対策をとることで防ぐことができます。

 

かゆみが起こりやすい人は?

冬になり温度が下がると皮膚から水分が奪われやすくなります。さらに乾燥した皮膚は、皮脂膜(皮膚の一番外側)が乱れて皮膚の水分が蒸発しやすくなっています。
また、角層が乱れて水分をためる働きが低下しています。

 

・洗顔後に顔が突っ張る
・唇がよくカサカサになる
・指で紙やポリ袋をめくりにくい
・脛を爪でかくと白い筋ができる

 

このような状態、思いあたる人はいませんか?
これらは皮膚の乾燥と関係しておこります。該当する人は、皮膚の水分を保つ働きが低下しているかもしれません。どんどん寒くなると、乾燥からかゆみが起こる可能性があるので、対策が必要です。

 

皮膚を乾燥させないためには?

かゆいからとかくと、それが刺激となりかゆみが強まり症状はひどくなります。冬を快適に過ごすために、生活習慣の見直しをしましょう。

 

<皮膚乾燥を防ぐ4つのポイント>
1.長時間の熱いお風呂はやめよう!
お風呂はぬるめに体をゴシゴシと強くこすらないことで、皮脂が奪われない入浴ができます。また、ナイロンタオルよりも木綿のタオルを使いましょう。
2.部屋の湿度は40~60%に!
加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干すなどして部屋の湿度を調整しましょう。
3.暖房の使い過ぎには注意!
・こたつに長時間あたると、皮膚が乾燥し、体が温まりかゆみが生じやすくなります。
・電気毛布などを付けたまま寝るのも肌から水分を奪い続けることになります。(寝るときはスイッチを切りましょう)
4.刺激の少ない生活を!
・肌着は肌に優しい吸湿性の高い木綿製のものを着ましょう。
・肌がかゆい時は、アルコールや香辛料の摂取の取り過ぎは体温が上昇し、かゆみのもと、控え目に。
・十分な睡眠と休養で肌をリラックスした状態にしましょう。
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保湿剤の使い方special69_img03

かゆみが軽いうちに保湿剤を使うことで症状の悪化を防ぐことができます。
保湿剤には、ローション、乳液、クリーム、軟膏とタイプがあり、どれを使えばいいのか迷う方もいると思います。これらの違いは、油脂の含有量によって分けられます。
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乾燥の程度が強くなるほど、油脂を多く含むタイプが適しています。
また、全身に使う場合はのびのよいローションが使いやすいです。

ポイント:保湿剤は角層が水分を吸収している入浴後10分以内に塗ると効果的!

保湿剤を使ってもかゆみが消えない、赤みやぶつぶつがある場合は皮膚科を受診して下さい。

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