第29回 胃腸薬の選び方
2011.3.19 - [病気]
ひとくちに胃腸薬といっても様々な種類のお薬があります。
間違えて選んでしまうと、かえって症状を悪くしてしまう場合がありますので注意が必要です。
今回は胃腸薬の選び方についてご紹介します。
■胃のトラブルの原因
胃に不調があるときは、胃の働きや胃壁に何らかのトラブルが起きている可能性があります。
その他にも、鎮痛鎮痙薬、胃粘膜保護薬、総合胃腸薬、漢方胃腸薬などがあります。
また、
□ 小児
□ 妊娠中・授乳中
□ 高齢者(65歳以上)
□ 他に薬を飲んでいる
などの方は、避けたほうがよい成分があります。購入の際、薬剤師・登録販売者までお尋ねください。
■ 生活上の注意点
日常生活を工夫すると、胃への負担を軽くする事ができます。普段から胃の調子があまりよくない方は次のポイントに注意してみてください。
□ 食事は「規則的」「よく噛んで」「食べ過ぎない」を心がける。
□ たばこ・アルコール・コーヒーなどの嗜好品や刺激の強いもの、脂肪分の多いものを取りすぎない。
□ 「消化の悪いもの」「極端に熱いもの・冷たいもの」はなるべく避ける。
□ 「食後すぐに横になる」「お腹をつよく締め付ける」などは、胃酸の逆流が起こりやすくなるので注意する。
□ 歯の具合が悪いと、食事がよく噛めずに胃に負担がかかるので、早めに治療する。