第43回 香りと体
2012.5.31 - [生活]
香と体の関係といえば、アロマテラピーを思い浮かべる方が多いと思います。 アロマテラピーとは、香りとその成分が、心と体の不快な状態を良い方向に導く自然両方のことです。ヨーロッパには、アロマテラピーが医療行為として正式な認知を受けている国も存在します。
今回は、私たちの生活の中に常に存在する、「香り」が人の体にもたらす働きや効果をご紹介していきます。ふと感じた香りで、イライラや沈んだ気持ちが落ち着いたという経験はありませんか?
例えば、ラベンダーの香りが睡眠に効果的だということはよく知られているかと思います。このように、香りの刺激は脳下垂体へと伝えられ、自律神経系・内分泌系・免疫系の各システムにメッセージを送ることで、心身へ影響を与えるのです。
■色んな香り
○オレンジ
消化器の働きを活性化させ、食欲を増進させる。神経の緊張を緩めてストレスによるイライラや不眠を解消し、明るく前向きな気持ちへ導きます。
○イランイラン
イライラや不安を和らげ、心と体を安定に導きます。
○ティーツリー
殺菌・抗ウィルス作用があることから、蒸気と共に吸入することにより風邪の予防にも効果的といわれています。
○ペパーミント
鼻やのどなどの呼吸器のコンディションを楽にする作用があります。また優れたリフレッシュ効果を持ち、ストレスや神経疲労を和らげます。
○ラベンダー
ストレスで緊張した心と体をリラックスさせます。伝統的な植物療法では、スキンケアに用いられてきたようです。
○グレープフルーツ
交感神経を活性化して、脂肪の分解や燃焼を促すと言われています。
出典:日本アロマ協会ホームページwww.aromakankyo.or.jp
このように香りは私たちの心と体に色々な影響を与えます。
皆さんもぜひ、生活の中に香りを取り入れて、心身共にリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?