第51回 経口補水療法
2013.1.31 - [健康]
私たちの体の半分以上は、水分でできています。嘔吐や下痢、発汗によって体から水分が失われると生命にかかわることもあります。
「カラダの水」は塩分を含んでいます。そのため水だけを飲むと「カラダの水」は薄まってしまいます。そこで嘔吐や下痢、過度の発汗による脱水状態を改善させる方法の1つが経口補水療法です。塩分と糖分が適切な割合で混ざった飲み物、経口補水液を補給することで失われた「カラダの水」を補うことができます。失った分を失った分だけ経口補水液で補ってあげる方法です。
■経口補水液ってどういう飲み物?
経口補水液の成分は点滴の成分によく似ています。経口補水液は、点滴と違い口から体に取り入れるので家庭でもすぐにできます。また、水やお茶よりも利尿が起こりにくいので、寝ている間の体内保持にも便利です。
■どんな時に経口補水液を飲めばいいの?
・過度の発汗による脱水状態のとき
・下痢、嘔吐、発熱を伴う脱水状態のとき
下痢・嘔吐がそんなに重症でない場合は、経口補水液を利用し十分な水分補給と栄養摂取を心がければ回復にむかいますが、高熱であったり、嘔吐が続いている場合は早めに医師に診てもらいましょう。
■飲み方で注意することはあるの?
・1度にたくさん飲むと吐くことがあります。少量ずつ頻繁に飲むようにしましょう。ある程度飲んでも吐かなければ自由に飲んでも大丈夫です。
・経口補水液で薬は飲まないようにしましょう。
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