■子供の時からの虫歯予防が大切
乳歯の虫歯は永久歯の未来を左右すると言われています。乳歯が虫歯になってしまうと、乳歯の根を道しるべに生えてくる永久歯が乳歯を異物と認識して別の場所に出ようとしたり、周りの永久歯が傾いてきたりと歯並びやかみあわせのトラブルの原因となります。その為にも子供の時からの虫歯予防が大切です。
 
■丈夫な歯を育てる為には歯磨きが大切
生えたばかりの歯は未完成の状態なので、しっかりとした歯に成長するまでには唾液に含まれるミネラルをたっぷりと取り込むことが必要です。歯の表面が汚れているとミネラルを取り込むことが出来なくなってしまう為、歯磨きが大切だといえます。
 
■仕上げ磨きをしてあげましよう
歯が生えたばかりの頃は、お口のケアが嫌なことにならないよう乳歯ブラシやガーゼで歯ブラシをする習慣づけを目標にします。「楽しむ、褒める、慣れさせる」ことが大切！更に大人が仕上げ磨きをすることで磨き具合をチェックしながら虫歯予防をしてあげましよう。
 
Point.1　歯ブラシは歯の面に直角にあてます
歯の面にまっすぐ歯ブラシをあて、歯茎を傷つけないように優しく磨きます
Point.2　上下の奥歯の溝を磨きます
咬合面の溝にそって、手前にかき出すように汚れを取り除きます
Point.3　上の前歯を磨きます
上唇小帯を歯ブラシで傷つけないように、指で上唇を押さえて磨くと痛がりません
Point.4　奥歯の側面を磨きます
上の奥歯の頬側は、口を小さく開けると頬がゆるみ磨きやすいです。下の奥歯の舌側は「アー」と言わせると舌が下がりよく見えます。
まずは奥歯から磨き、そして上の前歯、最後に下の前歯を磨きます。小学校高学年までは仕上げ磨きをしてあげましょう。
 
■最後に
歯は完成する前に生えてきて、口の中で時間をかけて成熟していきます。特に乳歯のエナメル質は薄く、生えてきたばかりの状態ではとても弱いです。更に子供の歯は虫歯になると進行がはやいです。虫歯になりにくい丈夫な歯を育てるには、この時期のケアがとても大切になってきます。お子さんの健康な歯を作る為にも毎日のケアを大切に行っていきましょう。