第57回 昼寝
2013.7.31 - [生活]
皆さんは「昼寝」にどんなイメージを持っていますか?
昼寝をすることに引け目を感じたり、マイナスイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
しかし、実際は「正しい昼寝」をすることで日中の眠気や疲労が軽減し、仕事や勉強の効率アップにつながると言われているのです。
■眠気スッキリ!プチ昼寝のススメ
昼食後の正午から午後3時の間に15~20分程度の昼寝をすると眠気が軽減し、昼寝をしなかった人より集中力や意欲が高まり、仕事や勉強の効率がアップすると研究で明らかになっています。短い昼寝でも疲労回復、心身のリラックス効果が期待できるのです。また、昼と夜のメリハリがつくので、夜の睡眠の質が高まると言われています。
■どうして昼間に眠くなるの?
眠気には一定のリズムがあります。基本的には約24時間のリズムなのですが、それとは別に約12時間のリズムもあります。この12時間リズムによって、お昼すぎになると生理的に眠気をもよおします。
また、昼食後は消化の為に血液が胃に集中し、脳への血流が少なくなります。さらに血糖値が上がり、体内で睡眠を促す物質が働き始めるのでより一層眠気が生じてしまうのです。このように、昼間に眠くなるのは自然な事で、夜に十分に睡眠をとっていても、気がゆるんでいなくても眠気は生じるものなのです。
■めざせ快眠!プチ昼寝のポイント
① 時間帯は昼食後の正午から午後3時の間、15分~20分程度の浅い眠りで
夕方近くに寝ると夜の睡眠に影響が出るので避ける。また、30分以上昼寝をすると体がだるくなってしまうことがあるので注意!
② 椅子に座って、机などにうつぶせになった姿勢で眠る
浅い眠りにとどめるためには座った姿勢がベスト。体を後ろに倒すと目覚めにくくなるので注意。
③ 昼寝の直前にカフェインの入ったドリンク、コーヒーやお茶などを飲む
カフェインは飲んでから20~30分で覚醒作用があるので、寝過ぎ防止&目覚めスッキリ。
④ 起きたら、太陽の光を浴びたり軽く体を動かす
太陽の光を浴びたり、深呼吸をして体を伸ばしたりと軽く体を動かすことで覚醒レベルが上がり、さらに業務効率アップ。
皆さん「昼寝」対するイメージは変わったでしょうか?
日常的に昼寝が出来るようになれば、睡眠の質はもちろん生活の質も向上するかもしれません。
仕事や勉強など忙しい時にこそ、無理に眠気を我慢せず積極的に「プチ昼寝」を取り入れましょう。