しわは皮膚の真皮と呼ばれる部分で起こり、主に紫外線のＵＶＡが関係していると考えられています。ＵＶＡは真皮を構成しているコラーゲンを減らしたりエラスチンを変質させます。そのため弾力性が失われ、一部がへこんだまま戻らなくなります。これがしわです。
皮膚の乾燥は「小じわ」の原因になるので、適度な保湿を行うことが大切です。
 
■しわの治療
しわは本来、治療の必要はありません。
しかし、しわがあるために気分が落ち込んだり外出したくなくなるなど日常生活に支障のある場合には治療を検討するのもよいでしょう。ただし、健康保険は適用されません。
治療には、「ハイドロキシン」や「レチノイン酸」などを含む機能性化粧品を使う方法や、「レーザー治療」「光治療」といった機器を使った治療があります。治療を希望する場合は、専門医に相談するようにしましょう。
 
■しわ対策の栄養素
顔のしわをなくすためには、多種多様なお肌を綺麗にする栄養素が欠かせないことなのです。まず欠かせないのが、肌のドライを防ぐ栄養素です。肌をドライからガードしたいのなら、ホホバ油、ツバキ油、エラスチン、セラミド、コラーゲンが向いています。ドライによる小じわや、ちりめんじわをなくすときに欠かせない栄養素です。お肌を綺麗にする栄養素を含んだ保湿コスメを使ってみてください。
それ以外に取り入れたい栄養素としては、ビタミンＣ、ビタミンＡ、ナイアシンなどのコラーゲンを生成するための栄養素です。これらの栄養素は、肌の弾力性をアップするため、しわだけでなくたるみもできづらくなります。弾力のある肌は、しわが残りづらいという利点があります。
 
■自分でできるケア
○化粧水を塗って乾燥を防ぎましょう！
コットンで念入りに化粧水をパタパタと顔にパッティングするのは、結構表皮の部分を傷つけていることがあります。一番いいのは手でパッティングすることがお肌にいいです。また、この時も強くたたいたりしない方がいいです。強くたたくと敏感肌の人だと傷ついてしまいます。化粧水を染み込ますようにじっくりパッティングしてあげましょう。
○紫外線防止！
紫外線は肌によくありません。肌に紫外線が届かないようにしましょう。日焼け止めはもちろんファンデーションもUVカットが高いものを選んでつけましょう。また、曇りの日だからと紫外線対策をしないのはいけません。曇っていても紫外線はあなたの肌を狙っています。ガラスも紫外線は通り抜けてきます。家や車の中でも油断は禁物です。
○顔の運動をしましょう！
顔の筋肉が減っていくと自然と皮膚がたるんでしまい、しわの元になってしまいます。運動と言っても毎日ご飯を食べます。その時によく噛むだけでもかなり顔の筋肉は使います。意識していつもより多く噛んでください。