寒い日が続いておりますが、体調は崩していませんか？この時期、体調不良から、市販の薬の購入を検討される方も多いでしょう。そういった市販薬の購入にかかわる、「セルフメディケーション税制」が、今年１月１日より導入されました。 セルフメディケーション税制とは、「きちんと健康診断などを受けている人が、一部の市販薬を購入した際に所得控除を受けられるようにしたもの」です。国の財政を圧迫している、医療費の適正化にもつながります。しかし、ここでいう、セルフメディケーションとは何でしょう？今回はそのセルフメディケーションについて、お話したいと思います。

■セルフメディケーションとは？
自分の健康を自分で管理し、健康を守る取り組みのことです。私たちの体には、病気を予防したり、病気やけがなどから回復するための力＝「自然治癒力」が備わっています。その自然治癒力を大いに発揮させ健康を取り戻すための、セルフメディケーションの方法をみてみましょう。
①生活習慣をチェック
自分や家族の現在の状態を知ることから、セルフメディケーションが始まります。定期的に健康診断を受け、問題点をかかりつけの医師やかかりつけの薬剤師に相談しながら、日常生活を見直すことが大切です。体重計や体脂肪計、血圧計、さらに食品の塩分を図ることのできる塩分計など、さまざまな測定器が販売されています。それらを上手に活用し、数値をチェックすることで、健康への意識も高まります。
②規則正しい生活を心がける
セルフメディケーションの最も重要な目的は、日常の健康管理により、毎日健やかに過ごすことです。不規則な食事や睡眠不足などを続けると、体力や抵抗力が落ち、風邪をひいてしまうかもしれません。また、日常の生活の積み重ねにより、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こす可能性もあります。
③市販薬を上手に使う
風邪気味、頭痛などは日常的によく経験することです。その場合、市販の風邪薬や鎮痛薬を利用し、症状をやわらげ、回復の手助けをし、無理せず休む。これで治ることも多いでしょう。上手に利用することで、軽度な不調は自分で手当てすることができます。
④専門家を活用し、正確な知識を持つ
自分や家族の体調を考え、的確な薬を正しく使用することで、早い回復が見込まれます。お薬のことに限らず、健康に関しても薬剤師や登録販売者にぜひご相談ください。 セルフメディケーションで生活の質を上げ、毎日元気で過ごしましょう！！