第129回 インフルエンザに負けないぞ
今年もインフルエンザの季節がやってきました。
インフルエンザは、あっという間に広がっていくのが特徴です。
皆さん予防接種はお済みですか?
1.インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザの典型的な症状は、高熱、頭痛、腰痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状です。
これらの症状と同時かやや遅れて、鼻汁、咽頭痛、咳などの症状が現れます。
普通の風邪と間違えやすいですが、インフルエンザでは急激に高熱が出るのが特徴で、さらに、気管支炎や肺炎を併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。
インフルエンザではとくに高齢者で死亡率が高いので、注意が必要です。
2.インフルエンザの予防
インフルエンザを防ぐには、予防接種が効果的です。
インフルエンザワクチンは効果があらわれるまでに約2週間ほどかかりますので、早めに済ませておくことが大切です。
インフルエンザウイルスは、低温・低湿度で増殖します。
出来るだけ室温を20~25℃、湿度を50~60%程度に保つようにすることで増殖を防ぎましょう。
また、部屋の換気する事も大切です。
さらに、口の中やノドの乾燥を防ぐ為に、マスクをするのも効果的です。
3.インフルエンザにかかってしまったら
1)十分な休息をとる
2)脇の下、足の付け根を冷やす
3)経口補水液等で水分補給・栄養補給
4)室内の保湿
5)解熱後最低二日間は外出を控える
これらを実施し、早めの回復と、周囲に移さないよう努めましょう。