だんだんと気温が下がり、本格的な寒さを感じる季節となりました。
手足が冷たいと感じる人も多くなってきたのではないでしょうか。
今月は「冷え」についてお話しします。

●冷えは万病のもと●
冷えの正体は血行不良です。
手足の末梢血管に血液が行き届かないことにより起こります。
冷えは頭痛やめまい、肩こり、便秘、関節痛、むくみ、膀胱炎、不眠などの全身の不調の原因になります。
特に、体内部の体温（深部体温）が低いと免疫細胞の働きが悪くなり、免疫力の低下が起こるとされています。
今現在世間を脅かしている新型コロナウイルス、さらに例年この時期に流行するインフルエンザ感染予防のためにも、免疫力を低下させないことが大切です。

 

●おすすめ食材：しょうが●
そこでオススメなのがしょうがです。
生のしょうがの辛味成分であるジンゲロールは、血行促進作用、免疫維持、胃腸の調子を整える働きがあります。
また、加熱によりショウガオールに変化するのですが、このショウガオールにも血行促進作用があり、体を温め、冷えの解消へと導きます。
さらに抗酸化作用もあるため、DNAの損傷を防ぐことで、がんの発生を予防します。
その他にも強い鎮痛作用や、抗菌、殺菌、抗炎症作用もあるので、しょうがは健康に欠かせない食材と言っても過言ではありません。

 

●おすすめのしょうがの使い方●
冷えにうってつけのしょうがですが、使い切れずに余って腐らせてしまったり、「毎回すりおろすのは面倒．．．」と思ったりしたことはありませんか？
実は、しょうがは冷凍できるんです！しょうがを一度にすりおろし、ラップや冷凍用の保存袋に平らにして冷凍しておけば、必要な分だけ割って使うことができます。
お味噌汁や鍋にそのまま入れたり、炒め物などにも使ったりすることができるのでとても便利です。
ぜひやってみてください。

しょうがパワーで、一緒に冷えしらずの体を目指しましょう！