第155回 冬場の脱水
皆様こんにちは。
新しい年を迎え早2週間程たちましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は冬場の脱水について紹介したいと思います。
脱水といえば夏をイメージする方が大半かと思います。
なぜ、冬なのに脱水の話?と思われた方、冬場の脱水も注意が必要なのです…!!
◎なぜ冬場の脱水に注意?
A.乾燥する冬は無意識のうちに体の水分が蒸発しやすい!
体のほぼ半分を占める水分ですが、汗や尿のほかに感じることのないまま皮膚や粘膜、呼気などからも失われています。
気温が低く、空気の乾燥した冬の環境は、無意識に失われる水分量が多くなっていることもわかっています。
また、汗をあまりかかない冬は水分を失っている自覚もなく、夏場に比べ水分を摂取する機会が減ることで「かくれ脱水」を引き起こす可能性があるのです。
◎かくれ脱水を見逃さないチェックポイント!
・喉が渇く
・体重が短期間で減っている
・尿の色が濃くなっている
・風邪など病気ではないのに37℃前後の微熱がある
【注意】さらに65歳以上の高齢者の場合、次の症状に該当する際は、かくれ脱水に陥っている可能性がある為注意が必要です。
・皮膚が乾燥し、つやがない、皮膚がぽろぽろ落ちる
・口の中が粘つく。唾が少なく、唾が飲み込めないことがある
・便秘になった、あるいは以前よりひどくなっている
・皮膚のハリがなくなり、手の甲をつまみ上げて離した後、跡が3秒以上残る
・足のすねがむくみ、靴下のゴムの後跡が10分以上残る
◎こまめな水分補給と室内の乾燥対策で脱水を防ぎましょう!
マスクの着用で、口やのどの湿度が保たれるため乾燥を感じにくくなる傾向がありますが、感染症対策のひとつとして、例年以上に意識的な水分補給を心掛けましょう!
また、水分補給と同時に乾燥から身を守り、水分の蒸発を防ぐことも大切です。
加湿器や洗濯もの・濡らしたタオルを室内に干すなどの工夫をしてみることもおすすめです。
毎日の生活を健康に過ごすため、意識していきましょう!
【参考文献】
サワイ健康推進課 https://kenko.sawai.co.jp/prevention/201912.html
大塚製薬 https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/dehydration/prevent-from-dehydration/winter/