第159回 夏バテ予防
本格的に夏がやってきましたね。
みなさん体調はいかがお過ごしでしょうか?
暑くてあまり食欲が湧かないという方も多いかと思います。
そこで今回は夏バテ予防に適した果物をご紹介します。
☆そもそもなぜ夏バテが起きるのか?☆
暑い環境下では体は汗をかいて体温を下げようとします。
ですが、汗とともに体内の水分やカリウムなどのミネラルも排出しているため、汗の量が多い夏場は、体の不調が起こりやすいとされています。
そこでおすすめなのが、水分をはじめとする、各種ビタミン・ミネラルなど夏バテ予防に役立つ成分が豊富な「果物」です。
【バナナ】
栄養価が高く、ブドウ糖・果糖・ショ糖を含み、即効性と持久性を合わせもったスタミナ源。
【メロン】
糖質が多く、食物繊維が少ないので、胃腸に負担が少なく栄養補給ができます。
ストレス軽減に役立つとされるGABAやビタミンCも含まれ、暑さによるストレスを緩和したいときにも食べたい果物です。
【桃】
酸味は控えめですが、体内に入ったマグネシウムや鉄などのミネラル分を吸収しやすくしてくれるクエン酸を含み、疲労回復によいとされます。
みずみずしい果汁となめらかな果肉が食欲低下時でも食べやすいでしょう。
【スイカ】
果物の中でも水分が多く、夏バテ・熱中症対策に◎。
カリウムとともに暑さで弱ったからだを労ってくれるでしょう。
さっぱりとした味わいで、食欲がないときでも食べやすいのも嬉しいところ。
牛乳を使ったスムージーやフルーツサラダとして果物を摂取してもいいかもしれませんね。
ただ、果物は糖質が多いので、食べ過ぎに要注意です。
厚生労働省・農林水産省が決定している「食事バランスガイド」(注3)では、果物の1日の摂取量は約200gと推奨されています。
☆1日の摂取量をご参考までにご紹介☆
バナナ:2本 メロン:1/3個 桃:1個 スイカ:1/9玉
暑い夏を美味しい果物を食べて元気に乗り切りましょう!