第168回 服薬ゼリー
みなさん、こんにちは。
今回は服薬ゼリーについてお話したいと思います。
水で薬を飲む際、苦くて辛い、粉薬でむせる、のどの奥に残っているような違和感がある、
などの経験をしたことはございませんか。
服薬ゼリーは、ゼリー状のオブラートで、そんな不快感を解消してくれます。
服薬ゼリーを使用することで、薬の味を感じにくく、のどへの負担が軽減され、胃にスムーズに到達しやすいといわれています。
複数のお薬を飲んでいて、のどの奥に残っている感じがする方にはぜひ試していただきたいです。
お子様向けのぶどう味やいちご味の服薬ゼリーも販売されております。
【服薬方法】
①深みのある小皿などにゼリーを入れ、ゼリーの上に薬を置きます。
②スプーンを使い、ゼリーで薬を混ぜずに包み込みます。
③スプーンでゼリーごと薬をすくい、かまずにゴクンと飲み込みます。
ひと口で飲み込めるよう、小さめのティースプーンを使うのがおすすめです。
慣れない場合は、ゼリーだけでゴクンと飲み込めるか練習してみると良いです。
【商品選びのポイント】
●薬の作用や吸収に影響がないものを選ぶ
糖類、保存料、果汁が入っていると影響する場合があるので、ノンシュガー、保存料不使用、果汁不使用の商品を選ぶことをおすすめします。
●抗生物質は注意!
酸性の飲料などと混ぜると苦みが出やすい抗生物質があります。そういった抗生物質に適した商品も販売されています。
●ローカロリー
糖尿病などでカロリー制限がある方は、カロリー表示を確認してみてください。
●アレルギー物質が含まれていないか
アレルギー特定原材料(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)や果汁アレルギーがある方はご注意ください。
水だけでお薬を飲むのが苦手な方、お子様にお薬を飲ませる際にお困りの方は、一度服薬ゼリーを試してみてはいかがでしょうか。