薬局に出来ることをもっともっと。青い森のテック調剤薬局

テック調剤薬局公式インスタグラム
テック調剤薬局公式フェイスブック

今月の特集Monthly Pick Up

第174回 頭皮の乾燥

2023.9.14 - [健康 / 栄養 / 生活]

みなさん、こんにちは。夏から秋へ季節の変わり目の時期となりました。

季節の変わり目はお肌が乾燥しやすいですよね。
夏と秋の境目は大気中の水分量が大きく減り、うるおいを保つための皮脂も少なくなりがちです。
そのため、お肌だけでなく、頭皮も乾燥しやすい時期なのです。

フケがたくさんでる、頭皮がかゆいというような症状をお持ちの方は、頭皮が乾燥しているのかもしれません。
そこで今回は、頭皮の乾燥の原因・対策についてお話していきたいと思います。

 

<頭皮の乾燥の原因>

原因1. 冷房による乾燥

冷房の効いた室内にいると鼻やのど、肌が乾燥するのと同様に、頭皮の水分が失われてバリア機能の低下につながります。
頭皮の乾燥は、過剰な皮脂分泌を招き、髪の水分を奪ってしまうためフケ・かゆみの原因になります。

原因2. 髪をきちんと乾かしていない、ドライヤーの時間が長い

頭皮が濡れたままでいると、雑菌が繁殖しやすい状態になります。
雑菌が繁殖すると、頭皮のターンオーバーが正常に行われなくなり、頭皮の乾燥が起きやすくなります。
また、乾かしすぎにも注意が必要です。
頭皮にドライヤーの熱風が当たる時間が長くなればそれだけ頭皮の水分量が奪われます。

原因3. 生活習慣の乱れ

栄養バランスの悪い食事や睡眠不足も頭皮を乾燥させる原因の一つです。
栄養バランスが偏ると髪に必要な栄養素が不足し、栄養を十分にいきわたらせることができなくなってしまいます。
その結果、髪の毛が成長しきれずに抜け毛を招いてしまう原因になります。
また、睡眠不足が長い時間続くと、切れ毛・枝毛・抜け毛・白髪が増える原因にもつながるので、睡眠の質をあげることも大切です。

<頭皮の乾燥対策>

対策1. 髪の洗い方

①肌質に合ったシャンプーを選ぶ

洗浄力の強いシャンプーは頭皮への刺激も強いため、人によっては頭皮が乾燥してしまう原因になります。
頭皮の乾燥を防ぐためにも低刺激のシャンプーを使い、乾燥で敏感になっている頭皮を優しく洗いあげましょう。

②指の腹を頭皮にあてて洗う

シャンプーは、直接地肌につけずに手のひらにとって泡立て、指の腹を頭皮にあてて洗うようにしましょう。
爪を立ててゴシゴシ洗うと頭皮が傷ついてしまい、炎症が起き、乾燥の原因になるので注意しましょう。

③しっかりすすぐ

すすぎが足りないと頭皮にシャンプーや汚れが残り、頭皮の乾燥につながるのでしっかり洗い流しましょう。
また、髪をすすぐときのお湯の温度は、38度程度の少しぬるいと感じるくらいがおすすめです。

対策2. 食事や睡眠を改善する

食事や睡眠など、生活習慣を見直すことも頭皮の乾燥改善につながります。
皮脂の主成分はタンパク質ですので、タンパク質を多く含む肉類や魚類、大豆製品は積極的に摂取しましょう。
また、ビタミンやミネラルにはタンパク質の生成をサポートする効果もあります。
特に頭皮の乾燥を予防して皮膚の働きを保つビタミンとして、ビタミンA、ビタミンB2B6、ビタミンC、ビタミンEが挙げられます。
ミネラルでは、亜鉛や鉄、マグネシウム、カルシウムなどを多く含む食品が挙げられます。
頭皮の皮脂バランスを整えるという意味では、睡眠の質も重要です。
生活サイクルが乱れないように就寝と起床時間を固定しましょう。

肌と同じように、頭皮と髪も日々のケアが大切です。
日頃から頭皮のケアを心掛けていきましょう!
また、セルフケアで改善できない頭皮の乾燥は、皮膚科を受診し適切な治療を受けましょう。

»

«