第25回 テーピング
2010.11.20 - [生活]
テーピングとは、粘着テープを用いて体の正常可動範囲を超えることなく身体(主に関節、筋肉、靭帯、腱など)を保護する方法です。
けがの予防 ・応急処置 ・再発予防を目的として使用されています。テ ーピングをして体の一部を固定することによって、動きの一部を制限し、痛みを軽減できます。また、人口靱帯、人口腱を作り、精神的な助けにもなります。
■テーピングの種類
テーピングの種類は主に伸縮性と非伸縮性に分けられます。テックおすすめテーピングテープと合わせてご紹介いたします☆
● 非伸縮性テープ
テーピングで一番多く使用される基本的なテープです。素材はコットンで伸び縮みしないので、主にがっちり固めたいときに固定します。スポーツでの怪我を予防し、応急手当や再発防止など広く利用されます。
● 伸縮テープ
伸び・縮みするので、肩・膝・肘などの動きの大きな関節のサポート等に適します。足関節やひざ関節の仕上げに適しています。
また、粘着性布伸縮テープというものもあります。これは、スポーツでの捻挫や肉離れを防止するためのものです。通気性と透湿性がいいので、皮膚への刺激が少なく、敏感体質の方でも安心です。
● アンダーラップテープ
テーピングの補助材で、テーピングを使用する際に、皮膚に直接巻き付け、テーピングテープを取り除く時の痛みを防ぎ、発汗による刺激などを和らげ、皮膚を保護します。
■キネシオロジーテープ
怪我による関節の痛みや、慢性的な足腰の痛み。そんなつらい症状もテープを貼るだけで楽になります。そこで、家庭で簡単に貼れるキネシオロジーテープ(粘着性布伸縮テープ)を紹介します。筋肉に対して貼っていくテープであり、伸縮性があるため、関節や筋肉の動きをサポートし、また、どの部位に対しても貼ることが可能です。
● 肩がつらい時
1.首をテープを貼る側の反対に倒した状態で、肩Aから首のつけ根のBに向かってテープを貼る。
2.腕を抱え込み、Aから肩甲骨Cに向かって貼る。
● 腰がつらい時
1.体を前に倒した状態で、背骨の外側にある筋肉の上にそって腰のやや下AからBまで貼る。
2.1と同様に反対側の筋肉の上にそって貼る。
3.体を前に倒した状態で、違和感のある位置に横に貼る。
● 膝がつらい時
1.膝を曲げた状態で足の付け根Aから、膝の皿の下Bまでテープを貼る。
2.膝を内側に倒した状態で足の外側のつけ根CからBまで貼る。
※皮膚かぶれの恐れもありますので、皮膚を過度に引っ張った状態で貼付しないでください。
傷、皮膚炎その他障害のある部位には使用しないでください。
正しくテーピングを行うには、ケガの症状や部位などにより、テープの種類や貼り方を、知っていなければいけません。テーピングテープにしても、症状に合ったものを選ばないと、テーピングの効果がでません。自分の症状に合ったテーピングを正しく選びましょう。