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第27回 しょうが

2011.1.20 - [栄養]

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最近、テレビや雑誌などで「冷え症にはしょうがが良い」と見聞きしませんか?しょうがの入った料理を食べた後、からだがポカポカしてきたという経験がある方も多いと思います。しょうがは古くからさまざまな薬効があると言われており、実際、漢方薬の約7割にしょうがが使われているほどです。今回はその驚くべきしょうがパワーについてご紹介します。

 

 
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すごい!しょうがのパワー
しょうがにはジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールなどの辛味成分が含まれています。これらの成分が血行を良くし、からだを温めてくれるのです。

 

 

 

 

 

*しょうがの主な効能*
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この他、ガンやうつ予防にも効果があると言われており、しょうがはすべての臓器を活発にさせる万能の食べ物と呼ばれています。

 

食べ方で違う!?しょうがの効能とは?
しょうがは食べ方によって効能が異なります。ただ食べるだけではしょうがの効能を活かすことができないのです。

 

☆生のしょうがでかぜ対策!
生でしょうがを食べると、しょうがに含まれるジンゲロールにより白血球が増加します。白血球は体内に侵入したかぜのウイルスや細菌と戦い、からだを守る働きがあるので、かぜを引きそうな時、免疫力を高めたい時は生で食べるのがおすすめです。

*ポイント:食べる直前にすりおろす*
酸素にふれるとジンゲロールが酸化してしまい、効力が落ちてしまいます。たった3分で半分に激減してしまうので、すりおろして食べるときは直前がベスト!
また、すりおろした汁にもたくさんのジンゲロールが含まれています。

 

☆熱を加えて冷え症改善!
ジンゲロールは加熱することによってショウガオールという成分に変化します。ショウガオールは直接胃腸の壁を刺激して血流を活発にさせる働きがあるため、からだの隅々まで血液が行き渡るようになり、からだ全体が温まるのです。

*ミニ知識:しょうがの保存方法*
しょうがは10℃以下になるとジンゲロールが減ってしまいます。冷蔵庫には入れないで、湿った新聞紙に包み、日の当たらないところに置きましょう。

 

しょうが紅茶でダイエット!?special70_img03
しょうがだけでも脂肪燃焼や利尿・発汗作用、新陳代謝を良くするなどダイエットに効果がありますが、さらに紅茶をプラスすることで、より効果が期待できます。

*紅茶の主な成分、効能*
カフェイン(苦味成分)・・・利尿、発汗作用を活発にして体内の老廃物を排出。
ポリフェノール(渋み成分)・・・抗酸化作用で老化防止。血中コレステロール減少。
ビタミンB群・・・疲労回復、あらゆる栄養素の代謝に必要なビタミンです。

 

しょうが紅茶は健康の手助けになるのはもちろん、おいしく手軽にダイエットができます。冷えやむくみ、水太りなどでお悩みの方は、早速始めてみませんか?

 

食べすぎ、飲みすぎにはご用心!
からだにいいからたくさん食べたい!と思うかも知れませんが、しょうがのジンゲロールという成分は人の粘膜を強く刺激します。一度に多量に摂取すると腹痛や下痢を引き起こすことがあるので注意しましょう。

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