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第175回 お肉を食べよう

2023.10.23 - [健康 / 栄養]

みなさん、お肉は普段よく食べますか?
お肉は動物性たんぱく質であり、筋肉をつくる上で大切な食品です。
ご高齢の方は特に筋肉が衰えやすいため、積極的に食べることをおすすめしています。

一般的なお肉の代表として、牛肉・豚肉・鶏肉がありますよね。
今回はその3種類のお肉の特徴、特に栄養面についてご紹介いたします。

【牛肉】
鉄・亜鉛が多く含まれています。
鉄や亜鉛不足は貧血の原因となります。また、亜鉛は味覚にも関わっており、皮膚や毛髪の健康維持にもなるので不足しないように心がけたい栄養素です。
他にも「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」をつくりだすトリプトファン(必須アミノ酸)が豊富に含まれています。
焼肉やステーキを食べると幸せな気持ちになるのはこのおかげかもしれませんね!
お肉は太るというイメージがありますが、実は脂肪燃焼に欠かせないアミノ酸の一種であるカルニチンも牛肉の赤身部分に多く含まれています。

【豚肉】
ビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB群は体内の代謝には必要な栄養素です。
特に豚肉はビタミンB1が多く含まれており、糖質やアルコールの代謝に関わってきます。
糖質をエネルギーに変える働きがあるため、疲れやすい方や、お米・パン・麺類などの炭水化物が好きでよく食べる方は豚肉も一緒に食べるようにしましょう。
また、お酒を飲むときは、豚肉を使ったおつまみや料理(生ハムや生姜焼き、餃子など)と一緒に食べるとアルコールの分解を促してくれます。

【鶏肉】
脂質が少なく低カロリーです。また、鶏肉に含まれるたんぱく質は、筋肉をつくる上で欠かせない必須アミノ酸をバランス良くとれる良質なたんぱく質と言われています。
鶏ささみ肉やむね肉には、ビタミンB6やパントテン酸が多く含まれています。
ビタミンB6はたんぱく質の代謝を助けてくれるので、筋肉・血液・皮膚・免疫機能を維持してくれます。
また、脂質をエネルギーに変えるので脂肪肝の予防にもなると言われています。
パントテン酸は副腎皮質ホルモンの働きを助けてくれるのでストレスをやわらげるほか、免疫力を高めてくれます。
むね肉には疲労回復に役立つイミダゾールペプチドも多く含まれています。

お肉の種類によって特徴も様々です。

食べる量ですが、お肉は180100gの量を食べるのがベストです。
手計りで、手の厚みと同じくらいで、手のひらの大きさが1食あたりの目安量とも言われます。
また、野菜と一緒に食べたり、13食のうち1食はお肉の代わりにお魚にしたり、脂質が多くならないように心がけましょう。

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