サプリメントは「栄養補助食品」「健康補助食品」ともいわれ、不足した栄養成分を補助するための食品に位置づけられています。おもにビタミン類やミネラル類、アミノ酸や植物繊維、ハーブ（薬用植物）など、体に有用な栄養素を指します。
医薬品は病気治療に効く反面、体の活力を低下させることも多く、危険性も報告されています。それに対しサプリメントは、医薬品のような治療効果は望みにくいのですが、自然治癒力や免疫力を高め、体をうまく循環させて、病気にかかりにくくするといった「予防効果」が大きいことが認められてきています。

日本には昔から、食養生という考え方があり、疲労には梅干、風邪にはショウガ湯、肌荒れにはハトムギなど食品で体調を整えてきた経緯があります。現代の日本では経済状況から食事が十分にとれないということは少なく、まして栄養失調などはほとんどみられません。しかし加工食品やインスタント食品、スナック菓子、清涼飲料水などで体の栄養バランスが崩れてしまっている人が多く見られます。このように栄養が偏った状態が続くのは体に良くありません。そこでサプリメントが現代人の偏った栄養バランスを補ってくれるものとして注目されるようになったのです。

 

そんな時には、ビタミン・ミネラルがあらかじめ数種類ミックスされたマルチタイプのサプリメントを選んでみてください。一般的な日本人の食生活では3大栄養素（炭水化物・たんぱく質・脂質）は十分です。きちんと食事を摂っている方でも多くの人が不足しているのがビタミン・ミネラルなどの微量元素。これらはべ－スサプリメントと呼ばれ、代謝を高めるためにも、健康を維持するためにも欠かせない栄養素といわれています。
ビタミン、ミネラルは相互に関連しながら体の中で作用しているので、単独の成分だけが体内にたくさんあってもほかの要素がなければ、効果は期待できません。 骨を丈夫にする目的でカルシウムを補給し、貧血予防に鉄分とっても、連携プレーするビタミンＤやＣがなければ目ぼしい効果は期待できません。それでまずはマルチビタミン、マルチミネラルをベースにしたうえで気になる症状に対応するサプリメントを補充するという手順が必要となります。