泉川店管理栄養士 武井友美
2017.10.18 - [管理栄養士]
こんにちは、泉川店管理栄養士の武井です。
最近急に寒くなってまいりましたね。
これから外に出る機会が減り運動量が落ちていく、体重管理には大敵の季節です。
今回は体重管理に置いて欠かせない栄養素である、食物繊維のお話をしたいとます。
食物繊維はダイエットに良い、とは聞いた事があると思いますが、食物繊維は人の消化酵素で消化されない難消化成分のことをいって、大きく分けて、水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶ける「水溶性食物繊維」の2種類があります。
「不溶性食物繊維」
胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、の動きを活発にする為、便通を良くしてくれます。
食事では穀類、野菜、豆類や、エビ・カニの表皮に含まれ、よくかむことで満足感も得られやすくなります。
「水溶性食物繊維」
粘着性があり胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防いでくれます。
また糖質の吸収をゆるやかにし、急激な食後血糖値の上昇を抑えてくれます。
そして大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。
(不溶性食物繊維も整腸作用がありますが、水溶性食物繊維のほうが発酵性が強いです。)
食事では昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いもなどに含まれています。
しかし、食事から摂取できる食物繊維量は日本人の今の摂取量が18歳以上の目標の18g(男性19g以上、女性17g以上)なのに比べ、平均で約14.5gと足りていません。
いつもの食事からだけでは食物繊維を取るのは調理の負担となり難しくなってきています。
そのような時は食物繊維の多く含まれた商品を利用した食事もオススメです。
「もっちり麦」は食感の良い押し麦でお米に混ぜて炊くだけで召し上がれます。
「養命酒製造の黒酢」には食物繊維が添加されており、原液そのままでも水で割っても飲めます。
無理のない美味しい食事で食物繊維をとっていきましょう!